田辺市龍神村について

和歌山県中央部辺市龍神村は和歌山県の中央部に位置し、古くから林業が代表的な産業であり、観光では約1,300年前に役小角が発見し、弘法大師が難陀龍王の夢のお告げによって開いたといわれる龍神温泉が有名です。(日本三美人の湯:和歌山県龍神温泉、島根県湯ノ川温泉、群馬県川中温泉)

神村としての誕生は、龍神村・上山路村・中山路村・下山路村の4ヶ村が合併した昭和30年にさかのぼり、平成17年に田辺市、龍神村、中辺路町、大塔村、本宮町の旧1市2町2村が合併した際に、現在の田辺市龍神村となりました。(地域民の要望により『村』という字は残されました。)

辺市龍神村の総面積は25,513haで、田辺市全体の25%、和歌山県全体の5.5%を占めます。人口は昭和30年の合併当初には約8,000人でしたが、2015年現在は約3,500人にまで減少しています。

龍神岳勢は急峻で、県内最高峰の龍神岳(標高1,382m)をはじめ、護摩壇山、笠塔山、虎ヶ峰等の1,000m級の山々に囲まれ、その山あいを流れ、アユ・アマゴ・アメノウオ釣りの名所としても知られる日高川を軸として集落が点在します。

候は年間平均気温約13℃、年間降水量約2,900mmと温暖多湿ながらも、冬季には積雪もみられ、その時期にみられる樹氷や秋季の美しい紅葉など四季折々の美しい景色に恵まれます。


春 夏
秋 冬

域の森林面積は和歌山県全体280,000ha(林野率77%:全国6位)のうち、約24,000ha(林野率95%)で、民有林における天然林が約6,200ha、蓄積約853,000m3、人工林率が70%あまりで、面積約17,000ha、蓄積約は5,700,000m3と非常に高く、戦後植栽されたスギ、ヒノキを中心に利用時期を迎えており、豊富な森林資源に支えられた県下でも有数の林業地域となっています。

所・史跡には、龍神村殿原地区に『安倍晴明神社』や晴明が妖怪を封じたという『猫又の滝』があり、他に『星神神社』や江戸末期に天誅の火の手を挙げた勤王の志士達が幽閉され、柱に辞世の句を残した県指定文化財『天誅倉』、中里介山の小説「大菩薩峠」の主人公で、失明の危機に瀕した机龍之介が洗眼治療をしたところ全治したとされる『曼陀羅の滝』、源平合戦に敗れ落ち延びた平維盛が、護摩を焚いて平家の命運を占ったのが由来とされる『護摩壇山』、その維盛と恋に落ちた村娘お万との伝説が残る『白壷』『赤壷』『お万が淵』等があります。

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